髪を傷めないために
ヘアースタイルトータルファッション・メイク講師の島谷です。
日本に戻り、バタバタしている間に更新が滞ってしまいました(~_~;)
レッスンの時にはあまりお話しすることが少ない髪のお手入れについて
今日は書いていこうと思います。
日本は軟水で、中国は硬水です。
この軟水と硬水によって、髪の傷み方もとても変わります。
ミネラルウォーターには、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが
含まれています。
この量の多少を表わすのに使われる指標が「硬度」です。
この硬度を基準にして、硬度が一定基準よりも高いもの（＝ミネラル分が多いもの）を硬水、
低いもの（＝ミネラル分が少ないもの）を軟水といっています。
英語でも硬水「hard water」を、軟水を「soft water」と呼びます。
軟水は石鹸を溶かす能力の差が硬水に比べて２倍あり、
（硬水はカルシウムやマグネシウムなど、水に溶けにくい性質の物質が石鹸の成分と化合して
溶けにくくなるからです）
そのため、軟水で髪を洗う場合、洗浄力が弱くても泡立ちが良く、
洗い上がりもしっとりとした感じになりますが
硬水は石鹸を溶かす能力が弱いので
硬水地域で販売されているのものは洗浄能力が強くできているため
髪がとても傷みやすくなります。
また、水道水は殺菌するため、塩素を多量に投入されているので、
この塩素が髪に付着して、酸化させ髪をいためます。
ドラッグストアーやスーパーで売っている安価なシャンプー類は
洗った時にサッパリした感じを重要視しているので
とても洗浄力が強く、頭皮に必要な脂まで取り除いてしまうので
髪がパサパサになりがちです。
ですので、髪をいためないようにするためには
シャンプー選びが一番重要です。
いくらいいトリートメントを使っていても、シャンプーがよくないものだと
全く意味がありません。
傷んだ髪を修復させるのは中々、難しく、結局、傷んだ部分を切るしかありません。
中国に住んでいる方は硬水なので、特にシャンプー選びを気をつけましょう。
ボトルの裏側に品質表示が出ていますが、
「～硫酸」と書いてあるものはＮＧです。
安価の品物はこの～硫酸が入っており、洗浄力が強く、
髪や頭皮の水分油分を奪いすぎるうえ、刺激も強く、
生分解性が悪く環境に悪い、カユミやふけの原因にもなります。
お勧めの品はやはり美容院で販売されている品です。
その人によって髪質が違うので、美容師さんに見て頂いて
購入するのが一番です。
いかがでしたか？
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